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1.
マルチ・ビューポート |
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■従来までの1画面表示に加え、マルチ・ビューポートがサポートされました。
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・ 最大四分割のマルチ・ビュー表示 :6タイプのビュー・レイアウトを用意
・ フローティング・ビューを追加可能
・ 1画面表示と各マルチ・ビューは、タイトル・ラベルを右クリックするだけで切り替えることができる
・ ビューごとに座標系/ワークプレーンを表示
・ ビューごとに視点の設定が可能
・ ビューごとに異なる表示モードを設定可能(ワイヤーフレーム、隠線、フラット、グーロー、フォンなど)
・ ビュー内の拡大縮小表示が可能
・ 各ビュー枠の大きさは、マウス・ドラッグで変更
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2. パラメトリック機能
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パラメトリック機能は2次元図形の輪郭を元に、3次元モデルを簡単に作成するためにサポートされた新機能です。
"SHARK FX"(シャーク)のパラメトリック機能には、寸法や半径/直径、接点、接線、水平、垂直、垂線、オフセット、同心円、平行、同形、延長線上、線対称などの拘束条件が用意されており、寸法値には指定した値や式を与えることもできます。
しかも他のシステムのように2Dスケッチという固定されたモードで拘束を定義していくのではなく、いつでも、どのようなビューであっても2Dスケッチとして図形を作成できます。もちろんソリッドの面上にスケッチを作成することも可能です。
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■ 拘束定義ツール・パレット
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・パラメトリック定義では、パラメトリック・ツール・パレットを使います。
・このツール・パレットは、スマート寸法、自動定義、拘束条件の設定、及びアニメーション表示ツールから構成されます。
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Auto Constraints:自動定義
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・ 選択した図形の現在の状態を、拘束条件として定義します。
・ 拘束が定義されると拘束マークが図形に付加されます。
(水平/垂直/接線/垂線/同心円/接点/同じ/スマート寸法)
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Dimension:スマート寸法
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・ 拘束定義された図形をクリックして、寸法を記入します。
・ 変数と式のダイアログ・ボックスにより、入力欄に各変数の値や式を入力することもできます。
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■ 拘束条件の定義
13種類の拘束条件が用意されています。
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Horizontal:水平
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・ 水平な線分をクリックすると、Hというマークが図形に付加されます。
・ 水平でない線分をクリックした場合には、その線分は水平になり、Hというマークが図形に付加されます。
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Vertcal:垂直
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・ 垂直な線分をクリックすると、Vというマークが図形に付加されます。
・ 垂直でない線分をクリックした場合には、線分は垂直になり、Vというマークが図形に付加されます。
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Coincident:接点
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・ 図形1をクリックして、接点をクリックします。
・ 次に図形2をクリックして同じ接点をクリックすると□/△マークが接点に付加されます。
・ 2つの図形に接点がない場合、最初に指定した接点に図形2の端点が移動します。
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Tangent:接線
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・ 接線を定義する2つの図形をクリックします。
・ 接線の場所に ○マークが付加されます。
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Perpendicular:垂線
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・ 垂線を定義する2つの線分をクリックします。最初にクリックした線分上に ⊥ マークが付加されます。
・ 垂直でない線分同士をクリックした場合、最初にクリックした線分が移動し、⊥ マークが付加されます。
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Parallel:平行
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・ 平行を定義する2つの線分をクリックすると、最初にクリックした線分上に=マークが付加されます。
・ 2つの線分が平行でない場合、2番目にクリックした線分が移動し、最初にクリックした線分上に=マークが付加されます。
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Offset:オフセット拘束
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・ 2つの線分をクリックすると2つの線分間に矢印が表示されます。
・ オフセットの間隔は、Offset欄に表示され、変更することができます。
・ 2つの線分が平行でない場合、2番目にクリックした線分が最初にクリックした線分と平行になるように移動します。
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Equal:同じ
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・ 同じタイプの図形をクリックすると、最初にクリックした図形上に = マークが付加されます。
・ 線分同士をクリックした場合は同じ長さに、円/円弧同士をクリックした場合は、同じ半径に変更されます。
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Fixed:ロック
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・ 交点や端点などを固定する場合にクリックします。
・ 図形上に固定マークが付加されます
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Concentric:同心円拘束
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・ 2つの円/円弧をクリックすると、最初にクリックした円/円弧の中心と同じ場所に、円/円弧を移動します。
・ 同心円の中心には、二重丸のマークが付加されます。
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Symmetry:線対
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・ 線対称の軸にする線分をクリックして、元になる図形と線対称とする図形をクリックします。
・ 線対称に指定した線分が、破線として表示されます。
・ 2番目にクリックした図形が線対称になっていない場合には、図形が線対称になる位置に移動します。
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Midpoint:中点拘束
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・ 最初にクリックした図形の中点が、2番目にクリックした図形の中点に移動します。
・ 移動した図形の横に、中点マークが付加されます。
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Collinear:同一線上
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・ 最初にクリックした線分が、2番目にクリックした線分の延長線上に移動します。
・ 移動した図形の横に、同一線上マークが付加されます。
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■ アニメーション
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Animate:アニメーション
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・ クリックした1つの寸法値の連続的な変化をムービーで表示することができます。
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■ 拘束定義の状態を色で表示
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"Shark"のパラメトリック機能では、拘束条件を定義するために図形に寸法を追加していくごとに、それが必要かどうかを自動的に判断して、設定された色で図形を表示してくれます。
例えば、通常の定義では図形は青色で表示されますが、既に定義されている寸法を二重に定義しようとした場合(過剰な拘束)、図形はダーク・イエローで表示され、警告ダイアログが表示されます。更にすべてが定義されている場合(完全拘束)には図形は緑で表示されます。
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通常定義 過拘束 完全拘束
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■ 図形と寸法値の連動
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スケッチ・モードにおいて、寸法と拘束条件が図形をコントロールします。従って寸法値を変更すると図形が変更されます。
また通常の作図モードでは、寸法値が記入された図形を変更することによって、寸法値が変更されます。
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■ スケッチ・モードにおける座標軸
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コンセプト・エクスプローラで右クリックするだけで、各スケッチ・モードの座標軸を表示/非表示することができます。
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■ 変数と式
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メニュー・バー/ウインドウから、変数と式を選択すると、設定した変数に値や式を入力することができます。
適用ボタンをクリックすると図形が変更されます。また変数名の変更も可能です。
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3. 3Dモデリング
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■ 三面フィレット |
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可変フィレットのオプションとして、三面フィレットが追加されました。2つの面と削除する中央の面をクリックします。
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■ プロファイル修正ツール
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押し出しやスイープ、回転など、フューチャ・ベースの3Dモデリングでは、プロファイルと呼ばれる2D図形を元に3次元モデルを作成します。"Shark"では、フューチャ・ツリーでスケッチのプロファイルに対して、置き換え、追加、削除することができます。
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■ 突き出し:距離指定オプションの追加
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突き出しツールで、距離指定のオプションが追加されました。
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■ カットアウト:距離指定オプション追加
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カットアウト・ツールで、距離指定オプションが追加されました。
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4. ACIS R17へのアップグレード
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5. OpenGLテクスチャ・ライブラリィのサポート
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OpenGLのテクスチャのサポートにより、作業画面においてもテクスチャを貼り付け、表示することができるようになりました。
もちろんテクスチャ表示のまま、モデリング画面で作業したり、移動、回転することができます。.ライブラリィの編集も可能です。
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■ 透過テクスチャ
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背景が黒のテクスチャは、透過テクスチャとして表現することができます。
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■ 面単位での設定
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"Shark"では、単一のソリッドにおいて、面ごとに異なる色を設定することが可能になりました。
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6. 追加ツール
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■ 円弧変換ツール
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NC加工などに便利なように、スプラインや楕円、連続線分などを円弧に変換することができるツールが追加されました
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■ ダイナミック矩形コピー
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矩形コピーにおいて、ドラッグしながらコピーの方向と長さを指定できるようになりました。
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■ テープ・メジャー・ツール
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ワークプレーン上にある図形の2点間の距離を表示することができます。
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7. トランスレータ
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・ AutoCAD 2008に対応
・ OBJ ファイルの入出力(Wavefront OBJ アスキー・ファイル)
・ JPEGファイルへの書き出し
・ BMPファイルへの書き出し
・ Publish to Web
・ SketchUpファイルの読み込み |
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