1. ユーザ・インターフェースにおける主な変更点
  SHARK/FX(Ver.5)は、基本的にConceptsUnlimited(Ver.4)の上位バージョンとして同等の操作性と機能を備えていますが、以下の点においてConceptsUnlimitedとは異なっています。
  ツール・パレットの変更
   

GOTO2D/GOTO3Dメニュー

ツール・パレット最上部には【GOTO2D】、【GOTO3D】のイメージが表示されます。

   
【GOTO2D】をクリックすると3D関係のツールと画面上に表示されている3Dデータは一時的に非表示となり、ビューはワークプレーンになります。

【GOTO3D】をクリックすると、すべてのツールとデータが表示されます。

※注意すべき点は【GOTO2D】と表示されている場合3Dモードにあり、【GOTO3D】と表示されている場合は2Dモードにあるということです。


  初期設定とショートカット・キー
    従来までは、ツール・パレット最上部のアイコンをクリックすると【初期設定】、Shiftキーを押したままクリックすると【ショートカット・キー】の設定ダイアログ・ボックスが表示されていましたが、SHARKではマウスの右ボタンでこの部分をクリックすると、これらのメニューが表示されるようになりました
   
  ビュー(複数ビューとビューの切り替え)
    従来までの1ビュー表示に加え、複数ビューの設定が可能になりました。設定できるレイアウトは,6種類。
また移動が可能なフローティング・ウインドウを作成することもできます。
   

・ 複数ビューはメニュー・バー/ビューから、【View Layout】を選択してビュー・レイアウトを指定します。
・ 複数ビューが設定されると各ビュー・ウインドウ上部中央にビュー名が表示されます。
・ ウインドウ右上には現在の座標系とワークプレーンが表示されます。

   

 

  ビューの変更
    ビュー・ポートの視点を変更するには、ウインドウ上部に表示されるビュー名の上で右クリックしてビュー・
リストからレイアウトを指定します。
   
  ビューポートの切り替え
    複数のビューポートが表示されている場合、ウインドウの上部中央に表示されているビュー名をクリックする
と1画面と複数ビューを切り替えることができます。
   
  シェード・オプション
    各ビューの表示を変更するには、ビュー・タイトルを右クリックして表示されるメニューでシェード・オプシ
ョンを選択して、設定することができます。設定はビュー単位で反映されます。
   
  全ウインドウをフィット
    すべてのビューに表示されている図形を各ウインドウ一杯になるよう表示します。
  フローティング・ビュー
    メニュー・バー/ビューから【ビュー・レイアウト】【フローティング・ビューの追加】を選択するとフロー
ティング・ビュー・ウインドウが作成できます。
作成されるフローティング・ビューでの視点は現在アクティブなビューと同じ視点となります。
表示順序はメニュー・バー/ウインドウで、【前に/後ろに/すべて前に】で、調整します。
   
  ビューのサイズ変更
    各ビューのサイズを変更するには、ビュー枠近くでマウス・ドラッグします。
  プロファイルによるモデルの編集
    フューチャー・ツリーにおいて、プロファイル・レベルでの変更が可能になりました。
   
  マテリアル・テクスチャ(面単位での設定)
    従来まで、同一モデルには1つのマテリアルしか設定できませんでしたが、SHARKから面単位で異なるマテリ
アルを設定できるようになりました。また1つのマテリアルを変更と同一のマテリアルを一度に変更できます。
   
  IGESデータの不具合解消
    ミリメートルで、IGESデータを書き出すと、値が25.4倍になる不具合が解消されています。
  DXFデータの日本語処理
    DXFデータに記述された日本語は、適切に処理されるようになりました。
  チュートリアル・ファイル
    メニュー・バー/HELPのTutorialメニューには初心者向けのチュートリアル・プログラムが用意されています。各項目には動画で機能を説明する【Video】、操作説明が記述されたPDFファイルを表示する【step-by-step】、説明で使用したモデルを読み込み、操作を体験することができる【Model】メニューが用意されています。